臨床心理士さんをお招きして小さなセミナーを開催します
8月26日(土)にタイトルの通り、山崎孝明さんという『精神分析の歩き方』の著者さんをお招きし
先送りしないための心理学
https://peatix.com/event/3667079/view
を、開催します。
世間的にはこういうのを「夢が叶った」というのでしょう。私にとってはいま、いちばん興味を惹かれる分野が「精神分析」で、いちばん聞きたい話は精神分析家の話です。
いまはヒマさえあれば精神分析または心理カウンセリングのケースワークを読んでいます。
面白さという意味では不謹慎ながらミステリーの面白さがあります。
実用性という意味ではほぼ、いつでもどこでも役に立ちます。
家族とケンカすればそれはもう精神分析の始まりですし、アマゾンのレビューで一つ星がついてイヤな気持ちになればカウンセリングの始まりです。
非常におかしな話ではありますがいまは、イヤな気持ちになるのが楽しみにもなりました。
口愛サディズムとか、妄想分裂ポジションとか、万能空想とか、スプリッティングとかの言葉を使えば、なぜ、どのように、私の父の対象と、母の対象と、子ども時代の小さなトラウマとが動き、壊し、愛を求め、「イヤな気持ち」を作りだしているかが「手に取るようにわかる」気がするのです。
レビューの言葉を読むと母の声が聞こえるようです。「恥ずかしくないの?」と言うようです。すると父の声がどこからともなく漂うのです。「気にすることないだろうよ」。しかしその父の言葉の調子から父は「自分が気にしている」様子です。
父もまた、父の父親対象や、母親対象と、エディプスコンプレックスで争った経験があるに違いありません。そういうもう検分のしようもない出来事が、かつて私の心に宿り、いま私の「気持ち」を作り上げているのです。
なにかの仕事を先送りしたいと思えば、やはり父の、もっと若かったころの声がします。なぜ若いのか? それも精神分析が教えてくれるところなのです。
それどころか腹痛がしたらしたで、母と妹の言い争いが私の心の中で始まるのです。そのいさかいをおさめてみると、驚くことに腹痛は消えています。
こんなに面白いコトって、あまりないような気がします。もちろん、どれもこれもに「深い意味」があるとは限りません。ごく「浅い話」のケースもたくさんあります。ただ「私に無関係なテーマ」はひとつもありません。
精神分析家のお話、聞きたいと思いませんか? 私は聞きたくてしかたないのです。